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第四部、流浪の民編

大量に本を買う

C86ッスねということでいつも通り適当に準備しながら1日目現地着の2日目から参戦する日程です。しかしまぁ考えてみるとC69からずーっと買い専で参加してるわけで、この10年近くお前の人生に何の進歩があったんだと言われると困るんですが、島中~内壁辺りを大量に買い回る方法みたいなどうでも良いテクはそれなりに進歩してきた感じあるので大筋の流れを公開します。徹夜はしない・暑さに気をつける・走らないみたいな話はカタログに書いてあるのでそっち読んで下さい。

 

▼事前

とりあえずカタログを買います。大体1ヶ月ぐらい前に発売されるカタログには電話帳ぐらいの重量があるリアル冊子版とDVDロム版があります。物見遊山で1回だけ参加とか、本棚に並べて狭い部屋を更に狭くしたいだとか、電子機器に触ると死ぬみたいな特殊な事情が無い限りはロム版をオススメします。理由としては前回チェックリストのインポートが効くことで、チェック数が毎回50とか100とかある場合にそれらを毎回紙に書いたりする作業工数を削減することができます。方法としてはcsv形式の前回チェックリストを今回のカタログソフトで開く。以下略。

 

チェックに関してはとりあえず欲しいものを好きなだけ並べますが、ここでチェック色を使って優先度を付けます。9色から選べるので調子に乗って9段階の優先度を付けても現地で全く役に立たないのでクソです。「別に委託で拾える」「会場限定とかあるしできることなら優先したい」「買えなかったらヤバいし、人に任せて失敗したらそいつを殺す」ぐらいの緩さが限度です。

 

具体的な手順。チェックは本番5日前ぐらいまで始めてはいけません。クリエイターの先生方は忙しいので、2週間前とかに情報を公開したりしないからです。5日前の時点でも全然公開されていませんが、この辺からがまともにチェックできて、かつ本番直前にそこまで慌てなくて済む程々のラインです。これより前にチェックを開始すると、サークル名だけ記入された白紙のリストが出来上がって無駄な時間を過ごします。

 

まずは使わない1色、例えば紫を使って全てのサークルを選択します。紫の名前を「詳細不明」にしましょう。当該サークルを選択した状態でカタログソフトのサークル詳細ウインドウを使って最新情報を調べていきます。情報が見つかったら前述の3段階程度で適当に塗り分けていきます。この状態でリストを1周すると紫が4割ぐらい残ると思います。次の日は紫部分に対して同じことを繰り返します。それを前日まで繰り返しましょう。いつまでも紫が残るところは毎回決まっていて、思わず紫野郎みたいな罵声が出そうになりますが、クリエイターの先生方はお忙しいですし、我々のような下賤の者が作品を読ませて頂けるだけでもありがたいので待ちましょう。

 

前日になったら紫野郎のことは諦めてデータをfixします。印刷設定は色々と細かい設定項目があります。最適なパターンは毎度のチェック状況によって違いますが、地図+サークルカットなしのリストがまぁ丸いんじゃないかと思います。東123を1枚で出すか、3枚で出すかみたいな設定はチェック数に応じて考えましょう。一般に、1つの地図を出したときに付属のリストにチェックが収まらず、同じ場所の地図が2枚出るような設定は苦しいです。(例えば東123で100個ぐらいチェックがある場合、東1と2と3に分離して出すと取り回しやすいですねという話)

 

また、この段階で備考欄には「何が欲しいか」「何がいらないか」「値段はいくらか」等をできるだけ細かく記載します。あとで分担する際に必要です。1人参加なら関係無いです。

 

これをカラーで印刷します。白黒だとチェック色が見えないのでダメです。印刷については家にプリンターがあってバリバリ使っている人は良いのですが、プリンターがあるを満たしてもバリバリ使っているを満たさない人が大半で、埃を被ったプリンターを起動すると30分ぐらい騒音を立ててクリーニングした挙句にインクカートリッジがねぇでございますみたいな文句を言われてブチ切れ必死です。ここはコンビニのプリンタを使いましょう。印刷からプリンタ選択で「Microsoft XPS Writer」を選択し、適当なところにxpsファイルを生成して下さい。環境によってはカタログソフトを管理者権限で実行(右クリックから選べる)しないとファイルが生成されない罠があります。あと、ページ数が多い場合はある程度分割しないと後で困ります。mac使ってる人はジーニアスバーにでも行って専門家の意見を仰いで下さい。

 

xpsファイルができたら、ネットプリントのアカウントを取って近場のセブンイレブンでどうにかして下さい。詳細略。先ほど分割したのはネットプリントのサイズ制限に対策するためです。また、印刷が終わってもプリント番号は控えておくと紙をロストする事故への耐性が多少高まります。

 

とりあえずはこれで最低限の準備が出来ましたが、もし余裕がある場合はDVDロムの中身をスマホとかに転送して使えるアプリがあるので(iOS コミケとかで検索)そういうのを準備していくと会場に付いてから追チェックが出来て良いです。何を選べばいいかはまぁレビューとか見て考えましょう。アップデートでクソ化したり、最新の回に対応してなかったりするので正解は無いです。ずっと使ってたiTreasureMapって奴は最新のアップデートでブリリアントなクソになりました。そもそもにDVDロムの中身の形式が変わって一般の開発者には苦しくなるみたいな話もあります。公式が用意してるアプリは微クソって感じです。お先真っ暗ですね。まぁそこまでしなくても、チェックリストの画像か何かを保存しておくだけでも、紙が何らかの事情で死んだ時のバックアップになるので良いです。あと片手で見れる。見ながら歩くのはやめましょう。いやそういう話をする場ではない。

 

▼当日

ルール上問題無さそうな手段で極力早く待機列に着弾します。傾向としては東目当ての場合でも西から入った方が早いような気がします。複数人でチームが組める場合は先に打合せをします。1人の場合はもう適当にどうにかして下さい。50箇所ぐらいまでは行けると思いますよ実際。

 

コミケを題材とした漫画等ではひたすら人のお使いに走ったりする姿が見られますが、アホな行為なので止めましょう。お使いが趣味なら止めはしません。基本的には共有です。別々に買うならまとめようやという指針が極めて健全でオススメです。外壁でない箇所を50も60もチェックする人間同士で地図を突き合わせ、どう分担するのが速いかを検討します。ここでチェックしておいた色を活用します。「買えなかったら死ぬ」枠を人に任せるのはそれなりの覚悟が要りますね。だけどその位置が遠かったら?島中~内壁多数買いでは移動距離の概念が凄い大事です。そういうリスクのバランスを考えつつ分担を掛けます。

 

なお、この方法を取ると100冊近い本を運搬することになったりしてゲロ吐いて死ぬことになります。単純にサークル数と位置関係だけで割り当てるとこういう事故が起こるので注意しましょう。距離が重要と書きましたがもう1つのファクターは重量です。表に現れ辛いパラメータであるにも関わらずリソース削り能力が相当高い。具体的な注意方法としては前述の備考チェック内容を見ましょう。総集編や合同誌、特殊グッズは爆弾です。爆弾を多く抱える担当者については数自体を減らしておくと良いでしょう。

 

分担を間違えた場合、開始1時間半ぐらいすると死人が出てリカバリに奔走することになります。これが仕事だったらリスクを人に押し付けるのが常套手段ですが、この場に置いては各自が経営者であるという意識を持ち全体のリスクをアレしましょう。当事者意識という奴です。

 

忘れてましたが、分担時には「何がいらないか」を含め正確に伝えることで、興味ないジャンルの新刊とか持ってる既刊を買ってこられる事故率を低減できます。これをやらないと結構事故ります。付き合い長い身内でやってるとこいつはこれいらんだろみたいなのがわかるんですが、特に新しいメンバーが入ったときなど要注意です。

 

開始したら、とにかく情報連携です。優先度が低いところに行列ができていたら並ばないでスキップすることも重要ですが、その際には必ずメールや電話で連絡します。他の人が早く終わったらリカバリに走れるからです。予定外の限定数の場合、または重要度が高いものを買えた場合等もこまめに連絡をしましょう。壁に並んだら全然進まない、もう1歩も歩けない、その他戦線離脱の場合も速やかに連絡です。ほうれんそうです。報告と連絡と相談の違いがどうとか言ってくるクソコンサルいますよね。どうでもいいので情報を素早く正確に伝達しましょう。

 

あと、チェック段階で値段が不明確だったものはここで記録します。

 

▼事後

事後と言ってもまだ会場内です。仕分けは現地でやるのがオススメです。買い忘れがあったり、共有対象に入っていなくても人の本が急に欲しくなったりします。そういう場合に急いで買いに行ったらまだ買えたりするのでお得ですね。それでも買えなかった奴は記録しておきましょう。あとで通販とかで拾うときに使います。

 

仕分けが終わったら帰宅ですが、とりあえず紙袋を抱えてみましょう。あー絶対無理だわと思ったらおとなしく宅急便です。3時頃になるとサークルの撤収もぼちぼち始まって行列ができますが、早い段階だとすぐに使えます。1000円そこらで送ってもらえるなら安いモンなので金で解決しましょう。すぐに読みたい本とかすぐやらないと死ぬゲームだけ手荷物に入れます。

 

 

以上、こういった手順を取るとチェック数が80とか合っても割と買いやすいのではないでしょうか。一般にこういう買い専話みたいなのは外壁の話ばっかりで、1つの行列に30分も1時間も並んだりするマクロゲームです。そういう場合は並んだ列の運とか、個々の捌け方や持ち込み数みたいな要素が効いてきますが、軽めの壁や島中を大量に買うスタイルだともっと細かい要素の集積で総合成績が決定します。そういうゲームに対して「潰れても並ぶことがミッションだ」みたいなオーダーを立てるとあんまりあんまりな感じになります。

 

具体的に言うと東方とか艦これに対するオーダーだということです。ぶっちゃけ委託で買ったら良いんですけど、当日にどうにかしたい奇特な身内が2~3人いるとこういうことも出来るので、各自どうにかしてみて下さい。